2012年6月5日火曜日

おっぱいトラブル

いつもなら月曜には週末の報告をするところですが、
昨日だけはとてもその気力がわかなかった…。

4月末から続いていた左おっぱいの痛み、
5月初旬の助産師外来では、担当した助産師さんに相談すると、
「赤ちゃんに吸ってもらうのが一番なんだけどね。」と、
通常のおっぱいケアをし、痛ければ冷やす…程度しか言われず、
約1ヵ月間、助産師の指示に従いつつ、しつこい痛みに耐え、
甘えて飛びついたり、寄り添ってくるみうちゃんにも、
痛みの恐怖のため、十分に甘えさせてあげられなかった。

それがこの週末に入り、痛みのある個所に外から見てわかる赤味が…。
ネットで色々調べ、乳腺炎の症状としても何らかの処置が
必要な段階に来ていると判断し、乳腺外来を受診することに。
月曜朝までは、冷やしたり、乳頭の通常ケアをしたりと、
自分で考えうることのみしていたが、しつこい痛みにだんだん
気持ちもブルーになってくる…。

下調べをして受診した出産予定の病院の乳腺外科。
「初診なのでお待ちいただきますよ」と言われたわりに、
すぐに診てもらえた。この時患者としては初めて、
担当した先生に名刺を頂く。乳腺専門15年。
「妊娠中ですか。前回の授乳もだいぶ前に終わってる…?」
一般的に乳腺炎は産後に発症するもの。
一般的な症例ではないと見たか、慎重な感じの先生。

まずは超音波で乳房内部を映し出してみる。
「中に相当な量の液体がたまっているんですよね。
これが母乳なのか、膿なのか分からないので、
注射針で吸い出して調べた方が良いと思うんです。」
選択肢を与えられたようだが、断る理由はない。
「ちょっと痛いですよ」
ちょっと痛い。でも耐えられる。
出てきたものは膿だったらしい(珍しく自分で確認しなかった私)。

「相当な量の膿が中に溜まっているので、
切開して出した方が良いと思うんです。」
またもや選択肢を与えられたようだが…
膿をそのままにしておくという選択肢はないような気がしたので、
「しょうがないですね。」と笑ってみた。
産後の授乳への影響は、切開そのものの影響より、
広範囲に溜まった膿の影響の方が大きいだろうとのこと。
「部分麻酔を打ちます。ちょっと痛いですよ。」
さっきよりちょっと痛い。でも耐えられる。
おっぱいの周りに大量のガーゼが並べられる。
その後メスが入った時は、それがそうなのか分からないくらいだった。
本番はそれからだった。

切開個所はわずか5ミリ。
そこへ向けて膿を押しだすためおっぱいをしごく…。
痛い、とても痛い。必死にこらえるが、涙目になる。
とどめは乳頭下部の膿を押しだすためか、ちょっと細いもので押す。
「これはちょっと痛いかな?」
先生が優しく声掛けしてくれるも、あまりの痛みに「きゅ~」と声が
出てしまう。その日はそこまでとなった。
終わった後は涙がポロポロ出てしまう。
これまでの経験で、お産の次に痛かったと言っても過言ではない。

「明日から毎日8時半に来てください。」
麻酔が切れてくるとじわじわ痛みが襲ってくる。
会計待ちも、薬局の薬待ちも拷問のようだった。
抗生物質を処方されたが痛み止めは処方されなかった…(涙)。
家に帰り、昼ご飯を詰め込み、泣きながらベッドに寝た。
妊婦だって痛み止めはほしい!と葛藤していたが、
夕方になると痛みはだいぶ落ち着いて来た。
でも、なんだか急に貧血になったようなボーっとした感じが続き、
夕食も買い物に出かけることなく、あるもので済ませた。

病院へは今朝も行ってきたが、正直受診して良かったと思う。
切開個所はじつはまだ開けっぱなしなので、少々痛むが、
昨日までの熱をもったような痛みは明らかに軽快した。
原因は詳しく分からないけれど、乳腺炎とも違ったようだ。
生まれてくる赤ちゃんに吸わせて治るようなものでは
無かったらしい…。

一人目の時色々悩んだおっぱい育児。
二人目もスムーズには行かないかもしれないが、
とりあえず右のおっぱいは健全なのでなんとかなるかな…。

さて、
軽く週末の報告。

週末は日曜日にT夫妻と娘のかりなちゃん7カ月が、
使ってもらっていたみうちゃんのベビー用品を我が家第2子用に、
届けに来てくれた。
お父さんの体格も良く、ママはロシア人というかりなちゃん。
遺伝子のなせる業か、驚くほど大きくなっていました。
ソファに並んで座るT夫妻の間に、なぜかちょうどいいスペース
を見つけて座るみうちゃん。頭は軽くご主人にもたれさせ…。

戻ってきた荷物の量を見ると、使ってもらっていて本当に
良かったなと思う。使わない時にあると、収納に相当困る量。
さあ、明日からはこれを整理して二人目を迎える準備。

写真は土曜日の午前。
パパと砂遊びでアンパンマンの顔を型抜きする美羽ちゃん。